20年前、キットを片手に仕立てた一枚のベビーキルト
先日、体験レッスンにお越しくださった石田さんが、とても大切なものを見せてくださいました。
20年以上前、生まれたばかりの娘さんのために仕立てたというベビーキルトです。当時はキットを購入し、本や説明書を片手に、一生懸命に縫い上げたのだそうです。
パッチワークもキルティングも初めてだったであろうその挑戦を、私は想像するだけで胸が熱くなりました。
ほつれや色焼けに刻まれた「使われてきた時間」
持ってきてくださったキルトには、ところどころにほつれや破れ、色の焼けがありました。
けれど、それは決して「古くなった」というだけの言葉では片付けられないものでした。20年という歳月、娘さんの毎日のそばにあり、抱かれ、包まれ、洗われ、使われ続けてきた証。
一針一針に込められた想いが、時間をかけてちゃんと生活の中で果たされてきたのだと思うと
自然と愛おしさがこみ上げてきました。
パッチワークキルトの魅力は、完成した瞬間の美しさだけでなく、
こうして誰かの暮らしに寄り添いながら育っていく時間そのものにもあるのだと
改めて教えていただいた気がします。
もう一度、あの日のように――娘さんの出産に向けて
体験レッスンを経て、教室のお仲間になられた石田さん。
今の願いは、その娘さんの出産に合わせて、新しいベビーキルトを作ることです。
久しぶりのパッチワーク、そして教室に通ってしっかり学ぶのは今回が初めてだという石田さん。
20年前は独学で夜を重ねながら仕立てた一枚を、
今度は少し違うかたちで――基礎を学びながら、心を込めて仕立てていかれます。
カリキュラムより大切にしていること
私の教室にはカリキュラムがあります。
けれど、それ以上に大切にしているのは「その方が本当にやりたいこと」に寄り添うことです。
石田さんの場合も、決められた順番通りに進めるのではなく、
ベビーキルトの制作そのものの中にカリキュラムの学びを一つひとつ組み込みながら進めていく予定です。

技術を身につけることと、大切な人への想いを形にすること。
そのどちらも諦めずに、石田さんにとって”自分史上最高のベビーキルト”を仕立てていただけるよう、伴走していきたいと思っています。
名古屋・愛知でパッチワーク教室をお探しの方へ
QUILT-AKIは、名古屋市とその周辺(愛知・岐阜エリア)でパッチワーク教室を主宰しています。八田教室(カフェにて隔週開催・回数制)と自宅教室の2拠点で、19年にわたり指導を続けてきました。
当教室ではキットを使わない、非キット式の指導を行っています。
生地選びや色の組み合わせから一緒に考え、パッチワーク初心者の方はもちろん、
石田さんのように「もう一度、あの頃の様に想いを形にしたい」という方にも
決まったカリキュラムに縛られすぎず、それぞれの”作りたい”に寄り添ったレッスンを行っています。
体験レッスンも随時受け付けております。
名古屋でパッチワーク教室をお探しの方は、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。


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