キルトのシミは落ちる?パッチワークキルトのお手入れ方法と洗い方のお話
こんにちは。
名古屋市パッチワーク教室|QUILT-AKIです。
先日のことになりますが、
随分昔に制作したキルトをちょっと見てみようと思い、ロフトに上がってみました。
たくさん積まれているその中のいくつかを思い切って下ろしてみたところ、、、
現れたのは、時を重ねた証とも言えるようなシミが浮かんだ姿。
「ああ…これはもう人様にはお見せできないかもしれない…」
そんな気持ちになるほど、あちらこちらに時代を感じる汚れが浮かび上がっていました。
けれど、そのまま処分するにはどうしても惜しい。
たくさんの時間をかけて作った作品たちです。
そこで意を決して、オキシクリーン漬けに挑戦してみました。
すると——
猫ちゃんのキルトのビフォーアフターが本当にすごかったのです。
これは20年以上前に制作したもの。

正直なところ、「ここまで古いシミは落ちないかもしれない」と思っていました。
ところが、汚れが綺麗に落ちただけではなく、胴体のピンク色まで鮮やかによみがえっていてびっくり。

「本来はこんなに綺麗な色だったんだ」と、改めて驚かされました。
20代の頃に作ったパイナップルのタペストリー
そしてもうひとつ挑戦したのが、パイナップルのタペストリー。

これは私がまだ20代だった頃、雑誌「キルトジャパン」で見かけて、
「いつか自分の家にも飾りたい」
そう思って制作した思い出の作品です。
好きなものって、時を重ねても変わらないものですね。
ただ、こちらはかなりしつこいシミ。
「果たして本当に取れるのだろうか…」
そう思いながら洗ってみました。
結果として、パイナップルの黄色や葉っぱの緑は少し色抜けし、当時の鮮やかさは多少落ちました。
それでも、シミだらけの状態よりはずっと気持ちよく飾れる姿に。

ロフトに仕舞い込んでいた宝物たちを、また暮らしの真ん中へ戻してあげられることが、とても嬉しく感じています。
パッチワークキルトは洗えるものがほとんどです
実は、パッチワーク教室でもよく聞かれる質問があります。
「パッチワークキルトって洗えるんですか?」
「シミが付いたらもう終わりだと思っていました」
そんな声を、本当によく耳にします。
けれど、パッチワークキルトで作ったものは、大抵きちんと洗うことができます。
もちろん、布の種類や染料によっては注意が必要な場合もあります。
特に古い布や濃い色の布は、色落ちや色移りに気をつけながらお手入れをする必要があります。
ですが、“洗えないもの”と思い込んでしまうのは、とてももったいないこと。
長年仕舞い込んでいた作品も、
シミが付いてしまったお気に入りも、
もう処分するしかないと思っていた作品も——
一度丁寧に洗ってみることで、驚くほど綺麗によみがえることがあります。
キルトには、その時代の自分まで縫い込まれている
時間をかけて作ったキルトには、思い出や、その時代の自分自身まで縫い込まれています。
「あの頃、この布が好きだったな」
「この配色に夢中になっていたな」
「子どもが小さい頃に作っていたな」
そんな記憶まで、一緒によみがえってくるのです。
だからこそ、簡単に「さよなら」してしまう前に、ぜひ一度お手入れを試してみてください。
もしかしたらその作品、もう一度あなたの暮らしを彩ってくれるかもしれません。
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